What is Aromatherapy?

アロマセラピーって?

アロマセラピーとは、ギリシャ語でスパイス(香辛料)や香を意味するaromaと、

治療や療法を意味するtherapyを合わせたもので、芳香療法(aromatherapy)と呼ばれています。

日本語ではアロマセラピー(英)やアロマテラピー(仏)どちらで呼んでもかまいません。

 

香が利用された歴史は古く、紀元前3000年まで遡ることができます。

古代エジプトでは、宗教的な儀式や医療そして化粧品としてすでに精油が使用されていました。

芳香植物は1900年代から主にイギリスとフランスの2つの国で現在のアロマセラピーという分野で大きく発展し始めました。

 

フランスでは1928年、ルネ・モーリス・ガットフォッセが精油を使用した療法を「芳香療法」と名付け、科学論文を発表しました。

その後、1964年医師であるジャン・バルネが『植物=芳香料法』を出版しました。

 

イギリスでは1961年に生化学者のマーガレット・モーリスが精油を植物油に希釈しマッサージする方法で、美容や精神面に役立てることを提唱しました。

これらの時代背景から現在では、イギリス式アロマセラピーとフランス式アロマセラピーに大きく分けられ、イギリスでは、主に美容関係で広く使用され、フランスでは医療に取り入れられ医薬品として使用される流れとなりました。

 

日本でのアロマセラピー

日本にアロマセラピーが最初に紹介されたのは、主にイギリス式のものであったため、美容分野やリラクセーションの目的で幅広く使用されていました。

近年では、アロマセラピーの臨床への応用の可能性が着目され「メディカルアロマセラピー」と呼ばれるフランス式アロマセラピーが目覚ましく発展するようになりました。

 

医療分野でのケアに適用するためには、エビデンスが必要となります。

エビデンスを得るためには、使われた精油にどのような成分がどの程度含まれ、それによってどのような効果もたらされたか、それが化学的に裏付けられることが必要です。

Green Officeのアロマセラピー

Green Officeでは、データが明確でエビデンスとして利用でき、実際に臨床現場で応用されているメディカルアロマセラピーと呼ばれるアロマセラピーを実践しています。

 

芳香療法は、香りがよいというだけではありませんし、「植物の力をもらう」といった信念による効果を期待するものでもありません。

化学的に分析し、内容成分を理解したうえでその効果を期待して適材適所で使用するものだと考えております。

リンパドレナージュと共に、現在の西洋医療と手と手を取り合い、お互いを補い合うことのできる、統合医療のうちの一つの療法として利用していただけたら幸いです。